ぼんくらサイバーリテラシーぶろぐ

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未熟者によるサイバーリテラシーに関するブログ

【図解】IPv6アドレスの割り当ての仕組みについて整理してみた(RA、SLAAC、DHCPv6)


IPv6って難しい。
複雑でなかなか理解できないし、覚えたつもりでも時間がたつと忘れてしまいます。

前々からIPv6ではどのうようにしてIPアドレスを割り当てているのか疑問に思っていました。
そして色々調べても、あまり図解しているサイトや本を見つけられなかった(探すのがヘタクソw)ので、自分なりに調べて整理してみました。

私の理解が間違っている部分もあると思いますので、お気づきの場合はご指摘・ご教示いただけると嬉しいです。

1.IPv6アドレスの表記・構成

IPv6アドレスの表記ですが、こんな感じになっています。

2001:1234:5678:90ab:cdef:0123:4567:890a

そして、このIPv6アドレスは、

ネットワークプレフィックス(前半部分)
インターフェイスID(後半部分)

から構成されています。つまりは ↓ こんな感じです。
f:id:AlcatrazExodus:20220312181426p:plain:w600

2.IPv6アドレス割り当ての種類

IPv6アドレスの割り当ては、大きく分けると

①静的割り当て
②動的割り当て

があり、①の静的割り当ては、固定アドレスとして手作業で割り当てます。
そして②の動的割り当ては、ざっくり3パターンあります。

ルータが配布

ルータがネットワークプレフィックスを配布する
バイス自身がインターフェイスIDを設定する
DNSサーバ等の情報を手動で設定する必要がある場合がある
f:id:AlcatrazExodus:20220312195554p:plain:w700
RA:ルータアドバタイズメント


ルータとDHCPv6サーバが配布(SLAAC)

ルータがネットワークプレフィックスを配布する
バイス自身がインターフェイスIDを設定する
DHCPv6サーバがDNSサーバ等の情報を配布する
これがいわゆるSLAACというやつです
f:id:AlcatrazExodus:20220312195612p:plain:w700
SLAAC:Stateless Address Auto Configuration


DHCPv6サーバが配布(ステートフル)

DHCPv6サーバがネットワークプレフィックスインターフェイスID及びDNSサーバ等の情報を配布する
ただし、デフォルトゲートウェイはルータがRAで配布する
f:id:AlcatrazExodus:20220312194335p:plain:w700



なお、いずれの場合においても、各デバイスではRAで配布されたリンクローカルアドレスを、デフォルトゲートウェイに設定します。


以上、ざっくりまとめでした。