【図解】IPv6アドレスの割り当ての仕組みについて整理してみた(RA、SLAAC、DHCPv6)
IPv6って難しい。
複雑でなかなか理解できないし、覚えたつもりでも時間がたつと忘れてしまいます。
前々からIPv6ではどのうようにしてIPアドレスを割り当てているのか疑問に思っていました。
そして色々調べても、あまり図解しているサイトや本を見つけられなかった(探すのがヘタクソw)ので、自分なりに調べて整理してみました。
私の理解が間違っている部分もあると思いますので、お気づきの場合はご指摘・ご教示いただけると嬉しいです。
1.IPv6アドレスの表記・構成
IPv6アドレスの表記ですが、こんな感じになっています。
2001:1234:5678:90ab:cdef:0123:4567:890a
そして、このIPv6アドレスは、
ネットワークプレフィックス(前半部分)
インターフェイスID(後半部分)
から構成されています。つまりは ↓ こんな感じです。
2.IPv6アドレス割り当ての種類
IPv6アドレスの割り当ては、大きく分けると
①静的割り当て
②動的割り当て
があり、①の静的割り当ては、固定アドレスとして手作業で割り当てます。
そして②の動的割り当ては、ざっくり3パターンあります。
ルータが配布
ルータがネットワークプレフィックスを配布する
デバイス自身がインターフェイスIDを設定する
DNSサーバ等の情報を手動で設定する必要がある場合がある
RA:ルータアドバタイズメント
ルータとDHCPv6サーバが配布(SLAAC)
ルータがネットワークプレフィックスを配布する
デバイス自身がインターフェイスIDを設定する
DHCPv6サーバがDNSサーバ等の情報を配布する
これがいわゆるSLAACというやつです
SLAAC:Stateless Address Auto Configuration
DHCPv6サーバが配布(ステートフル)
DHCPv6サーバがネットワークプレフィックスとインターフェイスID及びDNSサーバ等の情報を配布する
ただし、デフォルトゲートウェイはルータがRAで配布する
なお、いずれの場合においても、各デバイスではRAで配布されたリンクローカルアドレスを、デフォルトゲートウェイに設定します。
以上、ざっくりまとめでした。